ディスカウントブローカーの提示する手数料も、もうこれ以上は下げようがない水準にまで下がってしまった。この後下げてももう100円か200円。手数料のディスカウント率にすれば大きいが、約定代金の対する比率からすれば、屁みたいなもの。
ここまで来ると100円安い200円安いは、あまり意味をなさなくなってきます。それよりも重要なのは、情報が手に入るかどうか。特にザラバ中にオンラインで注文を出す場合、気配(オンライン掲示板では板情報って言葉がよく使われているようです)を見ることが出来るかどうかの方がはるかに重要になってきます。
たとえばA株を1000株購入したいと思っている場合、気配を見ることができれば、効率的な指値を入れることができます。
501円に買い物があり、505円に売り物がある場合(501カイ505ヤリという言い方をします)、気配がわからずに注文を出す場合、成行だと505円で買えてしまいます。指値をするにもいくらで指すのがベストなのか判断に迷うところです。しかし、気配がわかれば、一番好条件の買い指値は502円に指値を入れることであることがわかります。502円であれば、次に売り物が出た場合一番最初に約定がつきます。気配がわからず指値を入れれば、503円か504円あたりに指値を入れてしまう可能性があります。
基本的に株式の売買単位は1000株です。1円違えば1円×1000株で1000円の違いが出てきます。2円も違えば証券会社による手数料の高い安いなど吹っ飛ばしてしまいます。
目先の手数料よりも市場の情報のほうが、はるかに金額的な価値があるわけです。
デイトレーダー指向のアクティブな投資家が証券会社を選択する場合、目先の手数料の安さより、この気配情報のあるなしの方が重要になってきます。
ただし、これは注文がすべてオンラインで処理されるシステムであることが大前提です。途中に人間が介在し、注文入力を行う場合、気配を見ることができても、取引所に注文データが流れるのに時間がかかってしまい、入力時間中に気配が変わってしまう事だって十分考えられるからです。