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00/7/14(金) 押し目買い
日経平均 17142 +106 7.41億株
店頭平均 1773 -8 1092万株

寄付きのオプションSQは予想通り10万株程度の売り長で無事通過、日経平均17000円の水準はさすがにツッコミ警戒感からの押し目買い流入で4日ぶりの反発。NASDAQ上放たれをやっと好感して値嵩ハイテクがリバウンド。尤も週末であり17日の日銀金融政策決定会合でのゼロ金利解除の有無を見極めたいとして見送る向きも多く、どうにもダレがち。大引けにかけてのプログラム買いが指数を押し上げどうにか100円高。東証1部値上り値下がりは666対588。

古河電をはじめ電線株やアンリツ・TOTOなどオプティカル(WDM)は人気持続。重電3社は甘かったがNEC・富士通は反発。新高値銘柄にはカシオ・メルコなど小型ハイテク、協和エクシオ・高砂熱・CKDといった設備投資関連、M&A進む自部品などが散見。物色難手掛かり難ながら個別で割安株や変貌期待株をピックアップしようとの努力が見られ、コジマ・クラヤといった低PER株やアイカ工・神鋼電・電気興などが高い。値嵩IT株ではソフトバンク・トランスコスモ・ドコモやソニー・ローム・京セラ・アドテストなど反発。NASDAQのハイテクラリーもあり徐々に自信を取り戻して行く展開でしょう。


00/7/13(木) そごうショックに立ちすくむ
日経平均 17036 -305 7.89億株
店頭平均 1781 -12 1310万株

急転直下のそごうの再生法申請。「私企業への血税投入・救済」への非難(嫉妬?)、この手でゼネコンも救うのかという「のべつまくなし税金投入」への不安感には抗えなかったか。債権放棄に比べ200億円ほど国民負担は拡大するが、モラルハザードへの歯止めを優先した形。総選挙後大型倒産が出るというのは覚悟していたが、負債総額1.87兆円のデカさにはやはり怯まずにおれなかった。そして「次はどこか?」の疑心暗鬼。今年2/14には長崎屋が、翌日エルカクエイが倒産している。

そごうショックが投資家を緊急避難に走らせ、NASDAQ・NY高もどこへやらの全面安。メリルリンチが日本株投資ウェートをオーバーウェートからニュートラルに引き下げ。昨日同様先物安裁定解消売りがリード、値嵩ハイテクはもとより中低位株にも売り先行、日経平均は17000円スレスレまで下げた。そごうがS安(明日から制限値幅解除)、興銀など銀行株も新安値まで叩かれる大幅安、ゼネコンの熊谷・ハザマは上場来安値。東証1部値上り値下がりは210対1100。高かったのは上方修正のキヤノンや取組妙味の古河電・雪印・特陶など、値嵩では富士ソフト・コナミ・Fsas・オリックスあたりで全くの散発高。

景気後退局面で切るに切れなかった融資先を景気回復期には「業績立て直し」で銀行が選別してくる為、大型倒産が出易いと言われている。銀行は統合作業の只中にあって、それぞれ身奇麗になる必要があり当然横並びで整理してくる上、ゼロ金利(銀行業救済的モラルハザードだ)解除もそう遠くない。大型倒産は失業率上昇と同様に景気回復の初期には不可避のことであって、呑み込んで行かねばならない。相場も再び正念場、押し目買いは入るか?それにしてもの手掛かり難。新鮮なテーマはなく、中低位の底上げ一巡感、値嵩の上値の重さがやはりどうにも。キヤノンのようにバリューで買えるグロース株をコツコツということだろうか。折角の米株高が活かせずに惜しい。


00/7/12(水) 強弱交錯
日経平均 17342 -162 7.78億株
店頭平均 1793 -8 1366万株

グリーンスパン講演は「賃金上昇のプレッシャーなし」で8月利上げなし観測が広がり、オールドエコノミー銘柄が買われNYダウは3日続伸。NASDAQのハイテクは甘かったが、引け後YAHOO!とバイオジェンの好決算が伝わり、夜間取引では急騰。ニュー&オールドの両輪が揃い米国は(短い)上放たれ期待高まる。これで東京も「それ行け!」ムードで始まったが、買いの出鼻をくじく先物売り攻勢で間も無くシュン。「魔のSQ週の水曜日」とでも言うのか、先物を売って値嵩株を売って効率良くインデックスを崩された感じ。日経平均は283円安まであって後場下げ渋り。

米YAHOOとの連れ高期待のネット株はズッコケ。インデックスは安いのだが個別では結構マチマチで「あれは高いのにこれは安い」訳の分からなさ。ハイテクでも値嵩は安いが東芝・松下・日立は確り、NTT3社は確りだが通信機株は安い。小型株志向かと言えば新日鉄・コマツ・東急・日石・JALや海運・不動産・建設の大所なども高くて。インデックスは緩いが野村は確り。かなり混乱していました。東証1部値上り値下がりは459対817。

信用残が重くてダメだダメだといわれてる値嵩ITもNTTが出直りの手本となりそうで、やはり期日明け・信用買い残の減少を確認しながらじっくりと。13週線まで来ているのはドコモ・データ・Fsas・オービック、25日線まで来ているのはベル24・ネットワン、その遥か後方をソフトバンク・トランスコスモ・村田・ローム・松通など。介護バブル崩壊で売られたニチイ学などもやんわりと出直って来ました。こうしたリカバリ相場はリバウンドでも値幅が出ますのでバカに出来ません。

「そごう、民事再生法申請へ(明日から10/12まで整理ポスト、10/13上場廃止)」メーンの興銀など銀行株や信用不安銘柄は売られるでしょう。モラルハザードを脱し景気回復も構造改革もの「二兎追い」の苛烈さを覚悟する必要があります。ゼロ金利解除は次回繰り越しでしょうか?


00/7/11(火) 膠着脱せず
日経平均 17504 -68 7.23億株
店頭平均 1802 -2 1309万株

NASDAQ反落を見て値嵩株がシュンとなって早速の下落。うーん、相変わらず一人立ち出来ませんね。いつまでも写真相場じゃ仕方がないのに。週末のオプションSQ・速水日銀総裁講演、17日の日銀金融政策決定会合控え。「ゼロ金利解除」前で動けませんか。古河電の出資先米JDSUが同業のSDLを410億ドルで買収って出てましたが、物凄いスケールですね、あちらは。池田物産のTOBなんてなんと些細な。大型M&A頻発で「安いと買われてしまう」株価への危機感がもう少しあれば・・・と思うんですが。

物色は依然出遅れ循環で脇へ脇へ広がって焦点ボケ。住宅・不動産・建設などが高く、中低位の仕手っぽい材料株が個別で乱舞しています。


00/7/10(月) 立ち尽くすな
日経平均 17572 +174 6.51億株
店頭平均 1805 +14 1311万株

6月米雇用統計で金融引締めも打ち止めか?的ムードが広がりNASDAQは4000ポイント乗せ、CMEの日経平均先物も大証比250円高の17590円で帰って来た。これを受けて勿論買い先行で始まったのだが、市場のムードはそれほど強気に傾いてた訳でなく、「戻り高値17688円の奪回は無理だろう・・・終値で17500円をキープ出来るのか?」程度。それがそう買い気が旺盛だった訳でもないのに何となくキープしてしまった。すぐにでもへこたれてしまいそうながらの175ブレイクへの挑戦である。

先週のソフトバンク・ソニーもそうだったが、信用残の重みから悪役だった値嵩IT株が「最後の出遅れ株」とばかりに物色(期日向かい)が及び始めている。ドコモ・データ・松下通信などが高い。NASDAQ高やサミット蔵相会談IT合意もフォロー。中低位の底上げで日経平均175までは来たものの「ここから上は値嵩株の戻りがなくば」が市場のコンセンサスだっただけに、ひょっとするとの期待が静かに広がった。東証1部単純平均は年初来高値更新。東証1部値上り値下がりは825対424。

古河電・フジクラ・住友電・板硝子・住大セメなどのオプティカルの相場は継続、半導体ショックからの修復相場も始まり、建設・不動産株や鉄鋼・造船など低位株物色も健在。5月の機械受注で民需は+4.5%と5ヶ月ぶりのプラス、機械株も堅調。これに値嵩株のリバウンドが入ればかなり熱を帯びて来る可能性がある。ゼロ金利解除の影響は不明ながら債券からのシフトも無い訳ではあるまい。立ち尽くしさえしなければ道は拓けるのだが。


00/7/7(金) 度し難き賽の目
日経平均 17398 +115 7.35億株
店頭平均 1790 +13 1562万株

NASDAQは反発、ソロモンの「半導体セクターはもう」にメリルなどが「まだまだ」と異を唱えたことでヤレヤレ。直近でアマゾンショック・エリクソンショック、MSFTの分割請求やオラクルのゴミ漁りスパイなどもあって米国市場もモメンタムでぶれ易くなっています。あっちもこっちも神経質なこと。米国は第2Qの決算発表入りですが、当局が景気減速を期待している折だけに企業サイドも次期業績ウォーニングを出し易い(安全策で弱めの予想数字を一応出しておいてそれを上回れば「企業努力」と胸を張る)為、一々それに過敏な反応を示すマーケットが心配です。東京へも色んな波が押し寄せて来ると覚悟しなければ。

NASDAQ半導体関連は反発も売り込まれたこちらの半導体大手5社はショック安が尾を引き続落(但し東エレク・キヤノン・ニコンなどは反発)。オプティカルセクターは古河電が上放たれたことでフィーバーは続き、日立電線・フジクラ・住大セメ・板硝子・旭硝子・ガイシ・TOTO・旭テクノG・アンリツなどが上伸。また、分割後軟調を余儀なくされて来たソフトバンクがS高してソニー・CTC・コナミなども高い。住宅減税延長言及で住林・積水化・旭化成・住友不が確り、個別で日電池・東芝機・戸田工・京成・セイコーなどが人気化。週末でもあり雇用統計控え、全般盛り上がりに欠く展開ながらNTT・ソニー・ソフトバンクが高くなったことでそれ程には弱くない相場。東証1部値上り値下がりは609対636、押し目形成のムードは死守。店頭市場も派手さには欠くが中低位好業績低PER物色で確りした展開。

日経平均で17000円をズルズル割り込むムードではないが、17500円を大きくブレイクして行ける迫力もない膠着感。ゼロ金利解除の有無やそごう救済の紛糾、サミット後の政界スキャンダルや大型倒産の噴出懸念・・・日本の景気は上向きであり、世界経済も4.5%の高成長というファンダメンタルズの良好さとの綱引き。株は心理戦と昔から言うが、ポジティブに考えるのが太宗か或はネガティブに考えるのか。容易にたゆとう人々の心理を捉まえるのはなかなか至難ですね。


00/7/6(木) 七夕台風「NAS安外人売り」襲来
日経平均 17282 -153 6.89億株
店頭平均 1777 -34 1572万株

独立記念日明けで雇用統計待ちのNASDAQは大幅安。CA・BMCなどソフト株の業績ウォーニングからメーンフレームのIBMやサーバーのサンマイクロまで業績不安が押し寄せ、またソロモンの半導体セクター投資格下げでテクノロジーセクターがメタメタ。東京市場にも先月末のエリクソンショックに続いて「半導体ショック」が外人売りと共に襲来。今朝の日経1面トップは「半導体大手5社設備投資最高の9000億円」だったのに・・・。ここ相場の柱だったセクターが撃墜されて意気消沈。日立・NECが▲7%、東芝・富士通・三菱電が▲6%を超す大下げではグウの音も出ず。インデックス以上に強烈な下げを見てNAS離れにはまだ早かったか・・・とガックシ。まだぞろ「NASDAQ安+外人売り」に振り回されるマーケットに逆戻りか?それにしてもちょっと過敏過ぎる。

ソフトバンク・トランスコスモ・光通信などネット株も大幅安、8月期日へ向けての一番暗い局面を迎えている模様。主力株が総コケで厭戦ムード充満だが、東証1部値上り値下がりは512対760で案外確り。個別で物色されたのは変貌期待企業で東芝テック(セブンドリーム.com関連)・日揮(原油高で事業環境大改善)・コニカ(マイクロレンズ)・日立電線(WDM)・新明和(設備投資増と低PBR)・東芝タンガロイ(目指せユニオンツール)など。

さて半導体が買えないとなると結構キツイ訳で、本当かどうか考えてみるべきだろう。「やがては供給過剰から市況軟化」を言えばそれは全てに言える訳で、時期との整合性の問題は「もうなのかまだなのか」。製造装置メーカーなどもいつかはピークなのだろうが、まだまだ繁忙が続くはずだが。


00/7/5(水) 中小型も
日経平均 17435 -34 6.96億株
店頭平均 1811 +5 1850万株

米国市場休場でNASDAQ連動の値嵩ハイテクは手掛かり難ということですが、それ以上に中低位株物色の一巡感やゼロ金利解除で為替も含めてマネーの流れがどう変わるのか?という不透明感が手控えさせています。金利連動景気連動といった面から中小型株へのシフトも一部見られるようです。確かに半導体・液晶だけとってみても設備投資増・生産増・販売増の恩恵は企業規模が小さいほど利益倍増とかの高変化率になったりしますから、かつての低迷と急浮上というドラスティックさが投資チャンスとして惹きつけ易い訳です。もうとっくに業績相場は走り始めていますが、それが一層鮮明化してゆくでしょう。また、今月は大塚商会をはじめ大型ルーキーの公開も多く、利益成長を見る目は厳しくなりがちです。

中期経営計画を発表「2003年3月期連結純利益2000億円を目指す」NECが高値更新、1000万株の信用売り残が効いています。オデッセイがヴィッツを抜いて本田も連騰。松下・シャープ・リコーなどに出遅れ修正の動き。オリンパスが高値を奪回しましたが、デジカメ・PDAのカシオ・ミノルタ・シチズン・ケンウッドなどが高く、古河電・エンプラスも新高値でコニカ・ガイシ・アンリツ・トーキン・富士電化・スタンレー・SMK・日商エレク・極東貿易など光通信関連も堅調。東証1部値上り値下がりは402対881。店頭平均はコマメに7連騰、半導体・液晶・オプティカルをメインに好業績低PERな消費セクターまで物色に広がりが。


00/7/4(火) 光は続く
日経平均 17470 -144 8.41億株
店頭平均 1806 +9 1869万株

8時50分発表の日銀短観は「6月の大企業製造業の業況判断DIが△3と予想の▲3を上回り、9月の予測値△6」と景況感は改善、これを好感して買い先行で始まるもすぐさま息切れ。「改善ということは・・・これでゼロ金利解除はほぼ確定だな」ということに些かためらってる風でもありました。中低位株の底上げ相場はかなり性急で且つ広範に及んだ為、一旦利食いで下落ということです。松下通信・アドテスト・京セラといった値嵩ハイテクも安くて裁定解消売りも出て終日軟調な展開。手元にデータがないのですが、入れ替え前の225で計算した旧日経平均は2万円を昨日回復したようで、幾分達成感もありましたか。

こうなってくると物色が広がり過ぎて拡散された力がコアな銘柄に再び結集してきます。東芝や三洋電は高値更新、NEC・キャノン・富士通なども下がりません。古電工・板硝子・住大セメから始まったオプティカル/情報通信の相場は終わっておらず、旭化成(音声認識ソフトデバイス)・特陶(クルーソー)・TOTO(フェルール)をはじめアンリツ・安藤電・池上通信・日商エレク・富士電化・日立電線・航空電子などは堅調。来週から光の総合展示会「インターオプト2000」が開幕ということや、オプトデバイスの精工技研の新規公開も刺激材料でしょう。「ITバブルは弾けた」なんて不親切な物言いをする人が多いのですが、本当は値嵩ITから中低位ITにバトンタッチしてきちんと今日まで受け継がれています。

東証1部値上り値下がりは593対696、新高値は222銘柄。底上げといっても安い以外に取り柄がなければすぐへこたれてしまいます。株価との企業との見合いで割安かどうか、その判断が合理的で説得力があるのかどうか考えるべきです。店頭市場は好業績低PERで千代田インテ・エクセル・ノジマ・住商オート・ケーズデンなどが素直に来ています。


00/7/3(月) クールヘッドで
日経平均 17614 +203 10.17億株
店頭平均 1796 +9 1727万株

とうとう出来高10億株ですわ、凄いことになってます。出遅れ中低位株の総噴き上げ、まあ、あっちもこっちもスターマイン状態ですわ。こうなってくると持ってたモン勝ち、高値で売ってあげましょう。低PER低PBR修正相場ですが、どんどん行儀悪く食い散らかし相場になってゆきますので、個別で上げが続くのかどうかの見極めが肝心になってきます。やはり利益成長・将来性・材料性の裏付けがあるかないか。今朝の日経の7‐9月産業景気では「薄日→晴」電子部品半導体、「曇→薄日」家電・自動車・精密となってましたが、この辺りが人気継続し易いのでしょう。

7月入りして明日は日銀短観、回復傾向であれば十分。17日日銀金融政策決定会合、ゼロ金利解除への根回しは進んで来たが政治からの圧力が?21日沖縄サミット、IT落ちこぼれ国の日本のIT政策が出る?中尾元建設相逮捕からの政局不穏やら「公的債務コントロール不能状態へ」鳩山発言・そごう救済で立ちすくむ材料は山積、下手をすると素人政治屋の学級会でメチャメチャにされてしまう懸念はあります。

東証1部単純平均(と大証250種修正平均)が年初来高値更新!出来高10億株超はSQを除いて4月21日以来。東証1部値上り値下がりは1081対269と熱気ムンムン全面高、新高値は何と308!勿論証券株も高い。ざっと見渡してコジマなどの家電量販店を始め所謂「好業績低PER」へも物色が進んで来ました。この土日の猛暑効果もあって、エアコンや軽涼スーツ・水着・冷菓飲料など些か夏消費が動き始めたのでは?パソコン・半導体商社・パチンコなどは最高益でPERが10倍20倍台とか結構あります。店頭市場もネット株が足を引っ張りインデックスにはくっきり表れないのですが、アルゼ・キャノン化成・フクダ電・倉元・ジオマテックなど好業績低PER物色旺盛です。今が旬の100円200円台の低位大型株の値動きを買うよりかは中身のある出遅れ小型・店頭株と見ています。


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弁之助

株向委委員長。証券会社勤務。

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