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00/11/30(木) 師走相場へ
日経平均 14648 +140 8.47億株
店頭平均 1309 -12 978万株

NASDAQは小幅続落、引け後ゲートウェイ・アルテラがウォーニング発表でインテルなどが夜間取引で急落、GLOBEXのNASDAQ100が▲60p近辺と今晩の下落が懸念されていた中での東京市場オープン。とばっちりを受け易いハイテク株は当然売り物がちだったが、公的資金の月末ドレッシングというのかPLO(Price Lifting Operation)で朝安の先物が意外に堅調、14500円キープどころかヘッジを踏ませての反動高へ(債券先物の1000億円規模の買い仕掛けと合わせヘッジファンドのカバーか?なんて噂もまことしやかに流された模様)。現物に裁定買いを呼び込んで「NAS安にも安心」ムードを醸成、そこに投信設定など内需中低位株物色が盛り上がる。インデックスの「上げ底・フェイク」感は否めないしNASDAQも心配だが、師走相場は中低位というのが色濃く出たのは収穫。「内向き志向」というのか「鎖国相場」というのか吹っ切れた感じあり。東証1部値上り値下がり904対391。出来高8億株超は7/4以来。

二桁建設株まで来て「既にやり過ぎでは?」と危ぶまれた中低位物色もシンボルのJエナジ・石播が堅調持続な上、重工・日産・JAL・地所なども再び戦列に加わり安定感を増す。この辺は売り残も多く取組妙味もあってそうた易くは終わらない。出遅れ中低位を次々に吹き上げさせる好循環もいい。中低位のみならず富士写・ダイキン・リコー・ヤマハなど好業績バリュー株も来ているし、食品・薬品株もジリ高。インデックスはさておき切り口次第で戦える感じになって来ているようです。


00/11/29(水) 写真相場
日経平均 14507 -151 6.36億株
店頭平均 1321 -26 986万株

NASDAQが▲145p、新安値でグヘっ。米国も景気失速懸念(前は過熱の最中の「失速期待」やったのが遠く感じられる)からの企業業績悪化不安に取り憑かれてる感じ。半導体関連などハイテクやネット株の下げキツイ。これで東京のリバウンドムードも一気に吹き飛んでハイテク主力に売り先行。あまりの写真相場さにもう・・・どうにも情けない限り。10月の鉱工業生産指数も予想△2.6%を下回る△1.5%。景気の先行き警戒が広がってホントに失速しかねない危うさを何とかしないと。

中低位物色はJエナジや石播などは堅調、やや裾野が広がって二桁建設株までが急騰。「割り切り」の大投機がアラ石の次にはCSK・セガなどを標的にしているようですが、やり過ぎると反動が恐い。短命に終わらさない為にはエッチラオッチラの方が良いのだが。NASDAQに振らされ難いことで食品・薬品・トイレタリなどディフェンシブ株も好反応。東証1部値上り値下がりは492対734。

銀行への持ち合い解消売り自粛要請とかNTTの人員削減にドコモ株を売って原資とせいとか、市場はそういう政治介入を嫌うんです。しかし、戻っても戻ってもその都度NASにガツン外人にガツンやられるんじゃあ・・・報われませんなあ。


00/11/28(火) old is new
日経平均 14658 -61 6.79億株
店頭平均 1348 +6 1063万株

昨日の余勢を駆って・・・とは行かないのが今の相場。ブッシュ勝利でも食い下がるゴア、半導体関連格下げやら業績不安やらで「鬼の居ぬ間に!」のNASDAQにも待ったがかかりCME225先物も100円安、でシュン。東京市場も昨日すっ飛ばしたハイテク中心に利益確定売りから反落、後場から値嵩ハイテクを買い上げてインデックスを押し上げようとする仕掛けもあったが引けにかけては反対に押し下げようとする動きもあって。でも想定したように「インデックス=ハイテク止まれば中低位」そのまんまに低位株が活況となって、鉄鋼・造船を中心に華々しくかっ飛ばす。この日の外資系大幅買い越し(株数)も低位株を買った模様。総合商社・繊維・化学・建設などにも見直し買い。Jエナジのように居所を変えるようなのが幾つかでも出て来ると長持ちするのだが。NASDAQ離れするにはこちらの方が都合が良いし、何より相場が新鮮でシコリが少ない。ハイテクと中低位で交互にというセクターローテーションが全般相場の底を固めて行ければとの期待あり。東証1部値上がり値下がり543対718。

東京は年に何回も無いくらいの星空が冴え渡っています。寒くなりました。ご自愛下さい。代議士の皆さんはしょーもない水掛け論で盛り上がらないで下さい、寒いですから。


00/11/27(月) 急伸
日経平均 14720 +405 5.79億株
店頭平均 1342 +18 1156万株

休みの谷間で半日立会のNASDAQは期待通りの「行った行った」で△149p、CME日経平均先物も14405円で帰って来て、しかも朝方の外資系動向が11/9以来の買い越しとなって「それっ!」と先物・ハイテク株がショートカバーから軒並み買い気配。「大統領選集計〆切り、ブッシュの勝ち」でGLOBEXも高く、更に10時過ぎに「自民党3役株価対策で協議」と伝えられ「何や分からんけど買ってみよか」で一段高。ブッシュの勝利宣言もあって今晩のNASDAQも続伸出来るやろう・・・と先取りする動きに、結局ダレずに高値圏での引け。日経平均でこの日25日移動平均線は14805円・一目の基準線は14887円にあるが、明日ブレイク出来るかどうかというところまで一気に到達。好材料相次ぎ超目先観が強気に傾いただけなのだが。ソニー・京セラなど値嵩ハイテクの急騰が大いに寄与。東証1部値上り値下がり803対468。

まあ、買ってはみたものの「株価対策」というのが非常に心許ないのです。効果テキメンな魔法なんてありっこない。「持ち合い解消売り自粛要請」なんて行政指導をやるつもりでしょうか?それは時価会計の時代に無理なこと。また「売れる内に売っとけ」駆け込み売りを喚起しかねません。やるなら本気で「自社株買いと持ち合い株の相殺」やらんとアカンでしょ。企業の側に株価意識は高まりつつありますが、ちょっとのIRでお茶を濁している処がほとんどです。過剰なエクイティファイナンスをやってダブついてる株を市場と投資家に押し付けたままで良いはずがない。或はそれに見合った新規資金を引き込んで来るか。それには構造改革が進んで筋肉質に変わって来てますって姿をミクロもマクロも証明して行くしかない。「最大の株価対策は森首相が辞めることだ」なんてあちこちで聴かれますが、はて。

先週末の底割れ回避から今度は戻りを試しての波瀾の展開。ハイテクはあと一日二日持つのか?止まればまた中低位?銀行株は不穏だが。円は9ヶ月ぶり111円台。


00/11/24(金) したたかに
日経平均 14315 +14 5.67億株
店頭平均 1323 -21 1107万株

「市内3分9円!」「いや、8.8円!」これはNTTvsKDDIvs日テレコムの叩き合いですが、牛丼・ファストフードなんかもマクドが低価格競争を主導、日本のフリースの値段もユニクロが1900円で決めちゃって・・・の様にNASDAQと日経平均も叩き合っています。CMEが14100円で帰って来ていよいよ14000円攻防かに見えた東京市場でしたが、一旦は嫌った格好に。突っ込み警戒からのハイテク買いと「マイアミデード郡集計取り止め→ブッシュ優位」からGLOBEX高がサポート。今晩の米国株式市場は半日立会の為、高いまま逃げ切れるのではないかとの期待もあった。そろそろボーナス月、従業員持株会3倍買い付けに期待する向きも。

決算発表も9割方終了。この処最後まで値持ちが良かった銘柄への売り崩しが目に余る。決算が概ね予想通りでも若干下回っても「格下げ」の鉄槌で売るきっかけを提供。株価の連続性に著しい断層を生ぜしめる程中長期の成長性が否定されて妥当なものかは。トヨタやソニーもそうだったがコナミ・マツキヨ・任天堂・・・株価絶対水準の高さが正に売りの標的になった観があって末期的。優良株の保有の多い投信などは相当追いこまれ、たまらずの換金売りがファンド間で叩き合う合ってしまうの構図。この日は種々の噂全否定の武富士がS高となったが、こうした中にチャンスを見つけるのも一法か。

インデックスは値嵩ハイテクの戻り次第。インデックス離れから低位株を見直す動きが続く。石油(日石・アラ石)→プラント(日揮)→タンカー(石播・日立造)と来てこの日はシームレスパイプで住金。ガス株や鉄鋼株も出来高増、JR東海・京急・京王が新値。苦境のダイエー第三者割当増資報道で急伸。東証1部値上り値下がり784対475。お金より先に知恵が回って来れば立ち直りへのきっかけも掴めないものでもない。


00/11/22(水) 下克上
日経平均 14301 -107 5.26億株
店頭平均 1345 -13 978万株

毎日「下がっては少し戻し」のイヤ〜な相場、ブッツン!切れてズドンと下がれば反転の目も出て来るのだろうが・・・。この日は寄り前ちょっとリバウンドムードが高まって若干買い物で始まったのだが・・・相変わらず後続無し。昼休みに「フロリダ州最高裁、手集計分算入で26日〆」が伝わるとGLOBEXが反落、それを見て後場は一転売り物がちにズルズルと値を消す展開に。「ゴアでもブッシュでも(日本は)関係ないやない、負けた方に日本の首相やってもらえば?」なんて言ってみても一層買い手不在の祝日前。日経平均は安値を連日更新、14172円まで。大引けドイツ証券の買いプログラムで120円ばかりスッ飛ばすも虚しい。

外人保有比率の高いハイテクはダメ、投信保有の多い小型優良には換金売り、信用買い残の多いものは五月雨的な投げ・・・でドン詰まり。んで消去法的に資源株や薬品株、或は債券的感覚から公共株(電力・ガス・鉄道)が浮かび上がるの図。原油高騰を映して石油関連株の相場が大きく育ったのは周知の通りだが、この日はタンカー受注好調で造船株が好人気。日立造・名村造がスッ飛ばし、石播・重工が堅調持続。先日も「割り切り」と書いたがまさにそんな感じ、「ドン詰まりの中でどうやって行くか?」の答がフレッシュな低位株ということの様。出来高上位にガス・造船が目立つ他、マツダ・ニチメン・兼松・伊藤忠・ユニチカ。二極化相場の逆転「逆二極化」とでも言うのだろうか、下克上な感じ。東証1部値上り値下がりは688対587。ドコモはAT&Tワイヤレス等への出資を発表、本来好感すべき「iモード世界戦略」だが弱気市場では「1月1兆円ファイナンス説にリアリティ」の方を危惧。

野中幹事長「内閣不信任否決は森続投を意味しない」示唆、国会終了の12月入り以降内閣改造ならぬ首班スゲ替えもありや。マーケットもその辺に期待を繋ぐか。目先は厳しい14000円攻防、闇から抜け出す苦闘は続く。


00/11/21(火) 大山鳴動鼠2匹
日経平均 14408 -123 5.98億株
店頭平均 1360 -33 1013万株

加トちゃんクーデターぽしゃる。「21世紀を目前に政治も少しは変われるか?」なんて多少は期待したのに、何のことは無い自民党内のコップの中の嵐。ダメだ、どうしよーもないと思いながらも自分とこの頭目すら代えられない自民党もいよいよ破綻寸前の金融機関の如くに(日産みたく外国人政治家でも迎え入れたら?)。長野知事選・東京衆院補選・栃木知事選と選挙をすれば前職と政党が敗れる下克上、代議士はますます席にしがみつく烏合する、ITも環境保護もシルバーも族議員の新利権ぶん取り合戦、選挙の為には大臣ポストが要るバラマキが要る・・・これじゃあいつまで経っても変われませんって。以前銀行株や重厚長大オールドエコノミー株が「変われなさ」で叩き売られたことがありましたが、あんな感じでしょうか。日本株丸ごと売られたんじゃたまりません。政党自壊のチキンレースなんて。

「何も変われない」という失望売りに加えNASDAQ▲151pで下放れて始まる。安値は投げが嵩んだ後場寄りすぐ14211円(▲320円)、14時過ぎから指数防衛的なバスケット買いが見られたが引けにかけてもプログラム買いでインデックスは急伸、どうにか小戻して引け味は悪くないが(先物は追随出来ず逆ベーシス)。下げては小戻し下げては小戻しでスッキリしない展開が続いているが、「森辞任まではこんな感じか?」なんて諦めの声も出始めており、テクニカルリバウンドはそう遠くないのだろうが・・・戻っても500円幅位?内需低位をやるにしても主力ハイテクの下血が止まらないと。東証1部値上り値下がり454対766。


00/11/20(月) -
日経平均 14531 -12 5.41億株
店頭平均 1393 -18 913万株

00/11/17(金) ガラガラポン
日経平均 14544 -42 5.38億株
店頭平均 1411 -15 909万株

NASDAQは▲133pと急落。東京もそうだが、衆人環視の総見送りの中目先筋の「チャンスだ」「ヤバイ」のドタバタが相場を決めているような感じ。上に下にスマッシュの応酬が均衡が破られるまで続きそう。大統領選が決しても大して戻れない・・・という目なら恐い。日本も加トちゃんクーデター、何が飛び出すか知れないガラガラポンの世紀末。株安は銀行・生保などを追い詰めるわ、リストラ不安もあって生活防衛ムードをかき立てるわ、それが一段と景気改善期待を萎えさせるわでネガティブスパイラルの閉塞感。

NAS安から例によってハイテク売り、14500円攻防。MSCIは変更無しでヤレヤレだったが、浮動株によるウェート見直しは持ち越し?(もともと年内クリスマス発表説)でまだ何とも言えない。安値もみあいだったが、14時過ぎからTOPIX先物から戻し、225先物ヘッジを蹴り上げて踏みが入り大引けは90円のベーシス付き。弱気の出尽くした感じはないが、「やっぱり内需株しかないか」の割り切りが出て来たのが些かの光明。Jエナジ・重工・JAL・日産・・・リストラ低位が洋インキ・大林・コマツ・大同特などへ広がれば。或は食品・薬品・トイレタリなどの景気ディフェンシブ。連日売り込まれのハイテクもそろそろ売り飽き感が出て来るか。東証1部値上り値下がり581対681。

週末で決算も一山越して4割方。来週末にかけてもう一山な訳だが、実は主要企業はもう上方修正を済ませており確認だけ(出尽くしで売られたりする)、サプライズはあってもマイナー株だけ。時代のガラガラポンからどう投資マインドが這い出すのか、ですね。

来週月曜は諸事情により更新出来ませんm(__)m


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筆者
弁之助

株向委委員長。証券会社勤務。

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