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00/12/28(木) タフであれ!
日経平均 13946 -34 4.13億株
店頭平均 1233 +3 845万株

「預金保険機構による持ち合い株買い上げ構想」(オイオイ,それは主旨が違うだろう)「野村証券、損失先送り商品販売?」(勘弁してよ)「三井建、債権放棄要請へ」(無言)・・・と気の晴れない朝、NASDAQ高を好感出来たのは寄り付きだけで尻すぼみ。正月休み接近で終日盛下がる展開、今日も大引けピョコンとインデックスだけ押し上げたが、正にそれだけ。東証1部値上り値下がり658対551。

野村は行政処分(損失先送りとは別件)で、ドコモは大型ファイナンス接近(公募を成功させる為に安くしたい?)で、ソフトバンク等信用残の多いものは大型連休控えで大量期日到来、人気値嵩IT関連には来月以降のEB大量償還控えで安い。景気減速懸念からの円安、グローバルインデックスの円債ウェート引き下げ説や国債格下げ説或は海外投資家の円資産離れ説から債券急落。NAS高だけを喜んでいては足下を掬われそう。

泣いても笑っても年内はあと半場だけ。今年はIT大整理の波が自律的に或はNASDAQからこれでもかこれでもかと押し寄せ、相当鍛えられました。今更、ちょっとくらいの下げじゃあ驚かない(^_^;)。大きなブーム&バーストの傷は深く、ソフトバンクに典型的に見られる通り持ち直しにも時間を要するでしょう。ここへ来ての公共株(電力・ガス・鉄道・空運)や食品・薬品・化学などが優位の展開というのはフルインベスターの消去法的な選択かも知れませんが、IT持ち直しがはっきりするまでは続かざるを得ません。新年は3月末に向け「持ち合い解消・時価会計移行への決算対策・ドコモ大型ファイナンス・EB大量償還・金融統合への不良債権処理&問題企業の大型破綻・不穏な内外経済情勢」などなど懸案山積、投資も保守的にならざるを得ないとすれば意外な程「バリュー投資」が幅を利かすのかもしれません。それもM&Aを意識したものとなるでしょう。或は省エネ相場を覚悟して小型・店頭のグロース投資に突破口を見つけるか。

相場は痛烈な知的ゲーム。私は十数年つきあっていますが、これほど面白いものは他には無いと思っています。新年も安直な相場でなさそうなのは確かです。覚悟を決めて、不安に立ち向かう気概でタフに戦って行きましょう。

今年一年お世話になりました。新年大発会に再び御目にかけまする。m(__)m


00/12/27(水) 餅つき
日経平均 13981 -26 3.47億株
店頭平均 1230 +4 875万株

注目のNASDAQは▲23pと小反落であらら・・・あちらのクリスマス休暇明けもやっぱり盛り上がらず、ハイテクを避けて薬品・エネルギー株物色とか。クリスマス商戦も伸び鈍化、落ち着いた石油絡みの相場も寒波到来で反発。

NASDAQ高くらいにしか株高の目を見つけられない東京市場、今日も様子見。朝刊には「熊谷組再建、債権放棄で合意」「経営健全化計画、大和銀・中央三井に遅れ」で力も入らず、朝方発表の11月の鉱工業生産も▲0.8%と2ヶ月ぶりマイナス、減速感を再認識して円安114円台。買い手掛かり難、外人売りが帰って来たこと、「年内終了、挨拶回り」を始める機関投資家もあって(^_^;)売買代金は3880億円と一段と細る。連日入る引値操作のオンパレード(インデックス寄与度大銘柄へのドレッシング買い、PKO?)から年内14000円キープ?の魔法(呪縛?)もあって売るにも売れない状況とも。東証1部値上り値下がり600対626。

「東急、東急ホテルチェンを完全子会社化」「マネックス証券がセゾン証券と合併、クレセゾンと提携へ」「任天堂、セガと買収交渉(NYタイムズ)」とM&A絡みの材料相次ぐ。セガの件は両社否定したが、CSK・セガはS高、任天堂(一時ソニーまで)売られる。「クリスマスのネット販売前年比2倍」で買われた米ヤフーにソフトバンクグループも連れ高。「MOTから有機EL大量受注」で東北パイオニアがS高した他、洋インキ・トッキ・三洋電なども高い。住化・昭和電工・石原産・ダイセルなど化学株やバイオ(ゲノム)・ディフェンシブも高い。年内立会もあと1日半、それぞれの餅つき相場。あちら任せの相場がいつまでも持つものかは・・・。

※弁之助の更新は年内明日がラストです。m(__)m


00/12/26(火) NY待ち
日経平均 14007 +76 3.45億株
店頭平均 1226 +8 901万株

今日も「鬼の居ぬまに」の相場、日経平均14000円回復・TOPIXザラバ1300p回復。朝安後切返し、後場もいちどダレそうだったのを大引けプログラム買いでインデックス押し上げ。しかしまあ、出来高3億台・売買代金4000億円ではどうこう言うのも虚しい。NASDAQ連動以外では動かないマーケットであって良いものかどうか・・・。年内受渡し最終という事情もあったが、「米国市場オープン待ち」の完全様子見。東証1部値上り値下がり477対816。

「株価ほど実体は悪くない、ただただ難問山積の先行きが大いに心配」ということ。悲観と楽観の間をたゆとうのは相場の常ですが、どうにかでも懸案一つ一つケリをつけて見通せるようにしてゆく営みが肝心なんでしょうね。


00/12/25(月) サンタのプレゼント
日経平均 13931 +504 4.44億株
店頭平均 1217 +28 1085万株

先週末の米国市場はクリスマス休暇前の猛リカバリ、NASDAQは△176pで2500p奪回、NYダウ△148ドル。利下げ期待やら売り一巡やらヘッジファンドが買戻しを急いだとかで「サンタが舞い降りた」とか(^_^;)。東京も先週13000円も割るか?という処まで覗いた売り一巡、外人はクリスマス休暇でGLOBEXもSIMEX夜間も今晩の米国市場も休場ということで正に外部環境に左右されない無風状態、「閑散に売り無し」でショートカバーから真空地帯を駆け上がった。とはいえ売買代金は5000億円割れと今年最低水準、前引けと大引けにかけて先物からの押し上げ介入的な動きもあったか。先週末モタついたハイテクもNASDAQの援軍もあってこの日は綺麗にリカバリ、中低位も軒並み高でほぼ全面高。東証1部値上り値下がり1205対137。

まあ(大幅高は)出来過ぎ、(出来高は)出来なさ過ぎです(^_^;)。先週までの買い手不在が一転買い手がうじゃうじゃ湧いて来たか?といえばそんなマジックみたいなことはなくて、モメンタムが上げ賛成に傾いた程度。「公的年金自主運用で年1兆円流入」「郵貯資金運用計画、自主運用の10%を内外株式に配分」も多少買い安心になりましたか(引け後、経団連が持ち合い解消の受け皿に「金庫株」制度検討なんてのも出てます)。個人的には「財政・金融システム・政治をはじめ日本の構造改革のほとんどが新世紀に先送りされ、新年も大変な年になりそう」という認識が一定水準まで達し、「訳の分からない」株安恐怖状態からは抜け出した程度と考えています。尤も「知ったら終い」なんて脳天気な訳には行かず,その深刻さを考えれば次に来るのは「相当な覚悟」か「諦め」か。まだまだ波乱は続くのでしょう。

経企庁から「自立的回復への正念場を迎える日本経済」とあって株価の下落と景気への含意にこう言及しています。危機感を共有して覚悟して知恵を出せということでしょうか。


00/12/22(金) 後遺症
日経平均 13427 +3 5.66億株
店頭平均 1188 +2 1170万株

NASDAQも下げ止まりどうにか全般リバウンドムード。あまりのハイテク安にたまらず投げられた中低位株が持ち直し、Jエナジ・ガス・大ガス・日産・JALなどが高い。但し値嵩ハイテクはまちまちの動きでインデックスは前日終値を挟んだ小動き。「ネット株でヤラレたんなら仕方ないが、まともなハイテク・通信・放送株でヤラレた」後遺症が重くのしかかっている。プロの運用者もこの後に及んでまで「ハイテク売り・中低位買い」のリバランスで足並みを揃えている風でもあり、折角安くなったハイテク株に買い向かえない情けなさ・・・。買い安心を買ってたんじゃいつまで経っても市場で勝てんよ、ホンマに。羹に懲りて膾を吹いてたんじゃ。東証1部値上り値下がり767対539。

個人の信用取引で追証発生に絡んだ投げ売りもほぼ一巡、さて年内どこまで戻れるかはハイテク次第、これはどこまで正気に戻れるかでもある。柳沢金融担当大臣が銀行に苦言を呈していたが、「やばいんじゃないの?」という市場からのメッセージを如何に受けとめられるかはにはあまり期待しずらく、大幅なマインド改善まではなかなか行きそうにない、戻りはあくまで先行き不安の中の一時的・テクニカルなものだろう。来週は年内最終・水曜から受渡しベースの新年入りで参加者も限られて来るし、新聞も日に日に薄くなる(^_^;)。需給のエアポケットを利して下にオーバーシュートした分の修正高相場で年内一戻り。ドコモが200万円タッチまで、ロームが2万円割れまであって出直り歩調、さしものソフトバンクも下げ難くなってきてテクニシャン達には血沸き肉踊る局面かも知れない。


00/12/21(木) オーバーシュート
日経平均 13423 -491 7.26億株
店頭平均 1186 -50 1419万株

NASDAQ▲178p、NYダウ▲265ドルとあちらも土砂降り。ウォーニング&レーティングダウンがIT関連株に続いており市場心理が弱気に傾いたままどうにも、「利下げ催促」の趣きも。ただ、出来高が記録的な水準で整理が進んでいるのも確か。

東京も引き続き総投げからの始まりで終日軟調、買い手不在で「まあ、しゃーないなあ」の諦めムード充満。14時40分過ぎコメルツ証券などから日経平均リンク債のノックインを狙ったと見られる売りプログラム、わずか数分の間で400円幅崩落し13182円(▲732円)までタッチ。間も無く200円幅戻すも今度は先物の引けにベア型投信と見られる売りで先物は13250円の安値引けに。安いのは仕方がないがあまりにテクニカルな商いに振り回されて・・・閉口、セリングクライマックスというよりは「無茶しよるなあ・・・」、4月の225入替の時程ではないにしてもちょっとしたストームでした。東証1部値上り値下がり279対1061。

これで大幅安が3日連続、一先ずは目先の底に届いた感触も。ここIT関連の売り込まれも3日で2‐3割下落が当たり前といった苛烈さ、これのリターンリバーサルから全般リバウンド、上に下にうねりながら値固めへ進んで行ければテクニカル的には危機は脱っせよう。但し、その裏にある事態の深刻さにもう少し危機感を持たなければいけないのではないか?まだまだ「NASDAQ安にツレ安してるだけ」的な受け止め方が大半なように思う。「景気の心許なさ」「財政危機でも不採算新幹線」「企業は時価会計に耐えられるのか」「持ち合い解消に翻弄される」・・・投資家心理の冷え込みは尋常でなく、同時に株安が銀行(大手行で含み損は9末の2兆円→3.5兆円に拡大)や生保(11社中4社が含み損)の経営基盤を追い詰めており、金融システム不安再燃もないとはいえない。投信のやられは厳しく(ノムラ戦略Fが6800円台)、又ここ2年ほどの株式ブームで新規参入した個人投資家の懐の痛み具合も酷い。97年や98年に逆戻りさせない、「ニッポンは変わった」と認識させる為のプランが欠けているのでは?


00/12/20(水) 失望売り
日経平均 13914 -217 6.37億株
店頭平均 1237 -32 1626万株

米FOMCはバイアスを「インフレ警戒型」から「景気配慮型」へ二段階踏み込み、これは当初見込みの「中立」以上だったが、追い詰められた市場は苦し紛れに「利下げ頼み」となっていたため利下げ見送りに失望売り。次回のFOMCは1/31だが市場は年内或は年頭の「抜き打ち」利下げに望みを繋いでいるとも。NASDAQも▲112pと底割れ。

東京も昨日の日米の底割れで一段と投げが膨らみ大幅安から。朝方13801円(▲331円)まであって切返しに転じ14000円台を回復、7/31のように綺麗に底入れ反発するかにも見えたが、指数の牽引役たる値嵩ハイテク・通信への警戒感は強い上、タイミング悪く「靴のマルトミ、民事再生法申請」が伝わって14時過ぎから失速。ドコモ▲26万円、ソフトバンク▲500円S安、古河電▲250円、フジテレビ▲8.4万円、ローム▲1400円、京セラ▲850円、村田製▲500円・・・IT関連の優良株がズタズタで投信の痛みも激しい。一方、確りだったのは損保・薬品・電力・鉄道などディフェンシブと重工・石播・アラ石など好取組の一角くらい。東証1部値上り値下がり369対937。

もう一発投げが出ればリバウンド出来そうだが、それはあくまでテクニカルなものであってベア相場を脱し切れるというものではなさそう。年内の立会もあと6日半しかなく、年も押し迫り新年に到来すると考えられる悪材料をあれもこれもと先回りして織り込んでいるような相場。突破口を求めてマーケットの苦闘が続く。お金が無いなら無いなりに省エネ相場を考えねばならず、持ち合い解消が恐いなら出そうに無い小型・店頭(今は無体に換金売りを浴びているが)にシフトすればいいのだし、IPOしっぱなしで二度と省みられず低株価に放置されているものも多い、叩き売られた日本株ならM&A目的で外資が狙う・・・。次のラウンドは何か?一番暗い時が一番チャンスに溢れた時でもある。自分なりのシナリオ作りを。


00/12/19(火) 底割れ
日経平均 14132 -351 5.63億株
店頭平均 1270 -25 1394万株

NYダウ△210ドル・NASDAQ▲28pと「利下げ期待」にもNASDAQは置いて行かれIT関連の業績不安はどうにも拭えない印象。万一利下げサプライズで買われることがあっても「すかさず戻り売り」浴びるかな・・・。タイミング悪く半導体関連のホープ・ディスコの下方修正が出ており、「いよいよ国内半導体関連にもウォーニング相次ぐか?」との連想も、アナリストのレーティングダウン競争もあるか。内外のアゲンスト要因で東京もハイテク株が崩落、ディスコ1000円S安・太陽誘電500円S安・ローム1840円安・村田製1130円安・アドテスト760円安・京セラ510円安・・・と値嵩ものの下げキツイ。

買い手不在のまま先物も値嵩ハイテクも大幅安、中低位にも見切り売りが相次ぎ全面安。東証1部値上り値下がり150対1175。特に後場からは「ここまでヒドイとは・・・」機関投資家の止むに止まれぬ投げ売りも出て下げ加速、投信の設定も乗り換えが大半で解約売りが先行するとの解説も。FOMCを前に日経平均・TOPIX共底割れ。「ホンマは昨日下げるべきやったのに、変に底固さを繕ったから妙な色気出して値嵩ハイテク買ったディーラーの投げが余計な下げを演出」とも。マクロもミクロもスローダウンが見えてきて買い材料に乏しい上、またゾロ国の巨額公的債務の問題、セーフティネット期限来年3末控えで銀行の不良債権問題はホントの処どうなのか?生保や地銀のピンチは?某流通大手は?・・・懸念が再び。

TOPIXは1300p接近。99年4月に1300pを上にブレイクして始まり11ヶ月上げた相場が11ヶ月下げてほぼ振り出しに戻った格好となった。年内か或は来月「もう一度振り出す」為に何が必要か?我々はそこに思いつかねば。前回は前年秋から店頭・高成長ベンチャーがフィーバーし、春一番でソニー(PS2)が弾け、情報通信(インターネット/IT)の大相場へ繋がった。今回まだ確たるものが見えて来ないが、敢えて言うなら公共株(電力・ガス・鉄道)の頑張りに「規制緩和」を、自動車や薬品に「M&A」の臭いを感じる。来年の歌会始の御題は「草」、枯草の下の芽吹きに留意か。


00/12/18(月) 利下げ頼み
日経平均 14483 -68 4.80億株
店頭平均 1296 -6 1228万株

先週末トリプルウィッチングの米国はNYダウ▲240ドル・NASDAQ▲75pと惨々。相次ぐウォーニング(業績下方修正)&レーティングダウン(投資格下げ)の只中、市場の期待ははただ一点「19日FOMCでの利下げ」。休み前ワシントンポストは利下げナシと報じたが、今度はWSJが利下げもと、雰囲気的には五分五分か。最早「中立バイアス」では売られるだけ?グリーンスパン議長のブッシュ新政権へのクリスマスプレゼントとなるか。この利下げ観測を受けてGLOBEXのNASDAQ100先物は20-40pのジリ高となっていたが・・・。

東京市場も売り物がちに始まって軟調。前場14384円(先物14390円)まであったが、「案外下がらない」印象、GLOBEX高をやっと確認したのか後場から先物からシャンとして大引け間際にはプラス浮上まで。「先週月火同様の先物だけの上げやね、お金ないから終値だけ支える作戦ちゃう?」なんて声も。現物は大引け売りが出て沈んだが、先物は14600円と高値引け。東証1部値上り値下がり427対843。

外人もクリスマス休暇ということなのかそれほど売ってはこない。ディーラーも既に相当ポジションを落としてる。薄商いの中ちょっとのモメンタムプレーヤーの商いだけで、上にも下にも行けてしまうといった感じ。持ち株会(ボーナス月3倍増)の買いが入って急騰なんてのも個別ではある。JR東西など鉄道・空運・ガスなどが踏ん張るが物色意欲は薄い。先物が上がってもついて行けるのは寄与度の高い値嵩ハイテクだけといったテクニカルプレーのみでは・・・先週みたいに何日ももたない。新『四季報』を片手に(『会社情報』は一部2色刷りになってたり、銘柄コードの前の矢印やレーティングまで出てたり結構工夫してる)銘柄発掘を・・・ったってインチキはなしね。


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筆者
弁之助

株向委委員長。証券会社勤務。

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