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01/11/16(金) 逆流
日経平均 10649 +159 1兆445億円
店頭平均 1172 -0 223億円

NY株はNASDAQ1900p(▲2p)NYダウ9872ドル(△48ドル)。アフガニスタンでの軍事行動がラマダンを前に大勢を決し(後はビンラディン捕捉だけ)、市場が一番危惧した「泥沼化が避けられた」解釈が広がる。原油・金が安く、また米債に避難していた資金が株へ回帰。非常事態から日常への戻り、昨日の外人の日本ハイテク買いも米系年金等のレパトリエーション(本国回帰)の逆流開始ということだろう。

東京市場、外資系動向が1900万株の買い長で外人買い継続に安心感。持ち合い解消売りと目先勢のババ抜きだけだったマーケットに新たな買い手の出現と言うのは心強い。前場は10500円絡みの小確りしたもみ合いだったが、後場から三井住友銀など銀行株が上がり出すと「ハイテク高・銀行高の両輪揃ってすわっ!」先物が急騰、300円幅駆け上がり一気に10850円(△361円/先物は10860円=一目の雲の上限)まで。10/24の如く「このまま11000円まで行ってまうのか?」と思われた処から急失速、今度は売り売りとなって壮大な行って来いに。弱気が圧倒的に多い目先勢(ほとんどが日計リスト)、先物ショートを踏まされ、仕方無しに買った現物も引けにかけ投げさされ散々だったか。富士通・ニコンがS高まで。東証1部値上がり値下がり611対733。

この日の大上ヒゲはまあ、スピード違反の所為だったとして(^_^;)。外人買いの復活で新相場入りの片鱗も見せたか。液晶値上げ、DRAM価格急反発、磁気ヘッド急増・・・ハイテクは好転への兆しから世界から買われたが、JR・電力・ガスなどディフェンシブ内需は売られ、株買い債券売り同様これまでの逆転現象。再び「ニ極化相場」もありか。半分まで来た決算発表はもうメタメタ、2回目3回目の下方修正なんて当たり前でもう免疫も。好転への期待、良い処探しが出来るようになれば何とか。


01/11/15(木) 援軍ありリカバリ
日経平均 10489 +403 7710億円
店頭平均 1172 +5 256億円

もう落ちる、もう落ちる?と多くが心配しているNY株、続伸(^_^;)。先日の自動車&PC販売好調と、この日の10月小売売上前月比△7.1%&HPの好決算で「個人消費はそれ程落ち込まない」ムードに傾斜。X'mas商戦の火蓋を切る今晩発売のXboxと日曜のGamecubeは予約完売。明朝のデル決算も当然良かろう。タリバンをほぼ壊滅に追い込み意気上がる軍事力&米経済の底力への信認、上げ相場もここから仕上げなのか。

東京市場にもこの強気が飛び火。寄り前の外資系動向は10/12以来の1000万株買い長、ヘッジファンドの買戻しもあろうが、グローバルポートの立て直し的新規の買いもあったか。続伸してすぐ10200円レベルの膠着、「ハイテク買いvs銀行売り」の攻めぎ合い。どっちに引っ張られるのかヤキモキしたが、後場からハイテクが押し切り一段高へ。ソニーが一時S高するなど値嵩ハイテクが軒並み高、ドコモが4日続伸、人気指標ソフトバンク大幅高。「ビンラディン捕捉?」の噂&円安もフォロー。先物は10550円のピン引け、3日続く現物引け後のオイタはヘッジファンドが連日「株先買い、債先売り」をやってるのだとか。東証1部値上がり値下がり1024対322。銀行株は売り圧力強く新安値でもたつくも、幾らかは抵抗力も付いて来た感。11月に入って持ち合い解消売り加速と信用不安からNY高に逆行して来た日本株、外人勢の加勢でどうにか相場は一旦ピンチを脱した様子。勿論、銀行・生保・破綻懸念企業のピンチは変わらないが。


01/11/14(水) 足枷が
日経平均 10086 +56 6050億円
店頭平均 1167 +11 237億円

NY株は「カブール陥落→タリバン崩壊?→戦争の早期終結期待→景気・企業業績の早期回復期待」からスッ飛び!NASDAQ1892p(△51p)NYダウ9750ドル(△196ドル)。10月のPC販売好調も伝えられハイテクが高い。ただでさえプレミアムの付いてた日経平均先物はCMEで更にカチ上げられ10240円(大証比120円)・・・つまり昨日の引け前14時50分から300円高ってこと(^_^;)。これを受け先物・ハイテクに買い戻しが先行したが、やっぱり上値は重く10時過ぎ10231円(△200円)で息切れ、へこたれる。銀行株低位株が不気味に冴えず、力無く上げ幅を縮小、安値は10076円(△46円)まで。尤も「今日も出ました、(現物)引け後の魔術師」というのか、先物は15時過ぎからピン付いて10170円(△50円)の引け。東証1部値上がり値下がり597対718。

東証1部の100円割れ銘柄が121もあるのだとか。銀行不安がガッチリ足を引っ張り、ツレ高も不十分。聞えて来るのは、持ち合い解消の遅れてるTM銀がデッカイ売り決めを出したとか、5000億円売却を公言していたA生命が統合前に前倒しに売るとか、気の沈むものばかり。しかも、出回ったA生命の保有株リストには川鉄・あさひ銀・神戸鋼・オリコ・川重・日商・いすゞ・大和銀・みずほI証・宇部興・日軽金・長谷工・新潟鉄・日新鋼など低位株が一杯。

「うう〜ん、やっぱり需給の良い小型株か」で思い直され新興3市場は急反発、少しの売りでも値を崩したが逆もまた然りであって。メガチップスを筆頭にUMCJ・YOZAN・ザインエレク・リアルビジョンといった半導体関連を始めハイテクベンチャー、ネットワーク/ソフト、ゲーム関連、勝ち組小売などが高い。唯、「大量買いを入れS高に張り付け、何日も連続ストップさせる」手法が横行しており(Jストリーム16日連続S高を始めDAC・ダブクリが8日連続、CMEが4日連続、フォーバルテレ・MTIが2日連続)、これには注意が必要。


01/11/13(火) 大台攻防
日経平均 10030 -51 5431億円
店頭平均 1155 -12 169億円

NY株は旅客機墜落で「またテロ?」から急落も、「どうやら事故らしい」で買い戻されヒヤッとする展開。NASDAQは▲46pあって1840p(△11p)、NYダウは▲200ドルあって9554ドル(▲53ドル)。テロでなかったことはヤレヤレだが、サンクスギビング・X'masを前に消費は大丈夫か?外出を控え家に篭るコクーン現象(コクーニングか?)からPC・ゲーム機・大型テレビが、護身通報用のケータイが幾らか持ち直す兆しも出て来ているらしいが。NY市場は下げた分は戻したが東京は上がる理由がないと引き続き売り物から。買い気に乏しく弱保ち合い、昼休み「北部同盟、首都カブール制圧」報道からGLOBEXが高くなり後場多少底固くなったが日経平均1万円±50円のもみあいを抜け出せず。引け前10分リンク債の償還売り懸念からこの日の安値9955円(▲126円)をマークした処から先物主導で急切り返し、大引けPKO的なTOPIX型のインデックス買いで急伸。予想された売りが出なかったと大慌て?現物引け後先物は一段高で10120円(△30円)の引けピン!終わったなって頃から20分で180円幅カチ上げでは、何のこっちゃ?(^_^;)。東証1部値上がり値下がり476対837。新興3市場は買い板の無いところを見切り売り嵩み全面安。

信用不安相場なんて書いたが、それしてもやり過ぎちゃうの?銀行株は正体不明だから仕方がないとしても、週刊誌・経済誌・通信社・ムーディーズ挙って「マイカルの次はどこだ?」と問題30社の拡大解釈。低位株はどこもかしこも潰れるべきだ的論調のオンパレード・・・オイオイ・・・。「持ち合い解消」なんだから銀行が売れば合い方の事業法人も売るってことで「(事法の)銀行株売り=(銀行・生保の)重厚長大低位株売り」の図式にまんまと嵌った観、嵌り過ぎたら往々にして人気の裏が出るのだが(^_^;)。IPOでどんどんイキの良いのが出て来るんだから恐竜企業は選ばれ難いその他大勢に埋没して行く運命にあるのだが、低株価だから即退出すべきというのは違う(非成長産業であっても占有率を高めて「金のなる木」経営もある←だからM&Aは評価されるし、寡占化に甘い時代背景もある)。銀行不信の余波がほとんどなのだから、低株価企業は「確固たる経営基盤と将来戦略」をアピールして投資家の不安を払拭すべきだし、自社株買いの絶好機でもある(出来ない処は不信を持たれる理由がある)。


01/11/12(月) 信用不安相場
日経平均 10081 -134 4689億円
店頭平均 1168 -9 161億円

米10月の卸売物価は過去最大の下げであっちでもデフレ?、先週末のNY株はNASDAQ1828p(△0p)NYダウ9608ドル(△20ドル)。今晩がベテランズデーで債券市場は3連休だっけ?(株式取引はある)の所為もあってか盛り上がらず。こっちは月曜ボケに朝刊もなし。ふにゃ〜っと始まった東京市場、やっぱ買い手が湧いてくる訳もなし。前場はいくらかインデックス買いで支えられたが、後場先物から崩れ引け安値。東証1部値上がり値下がり427対916。新興3市場も買い手不在の中、小口売りに押され店頭平均4日続落。

休みの間、経営統合やらアライアンスやらが多く出た。JAL+JAS(国際線はテロ直撃で墜落、国内線確保へJALの一手)、Jエナジ+日鉱金属(優良子会社の方は何度も否定して来たのだが)、ミサワホーム+バン、市場が懸念するWあさひは「東海上あんしん生命+朝日生命(遂に丸呑み?)」「あさひ銀*GS(いつかの長銀ウォーバーグ証券を思い出す)」。自助努力が肝心。自社株買いをするのも、IR行脚に精を出すのも、株安を利してM&Aをするのも、低金利を利して設備投資をするのも、不景気を利してデフレゴリラが伸びるのも、ホワイトカラー削減を利してアウトソーサーベンチャーが伸びるのも良い。今不景気に縮こまったままでいるか、或は将来への布石を打つか、大方勝負は見えたものだろう。キビシイ環境ほど優勝劣敗はクッキリ出る。選別物色があるなら勝ち組を買う、イキの良いのを買うってとこが妥当というのは変わらない。それにしても、銀行に怯える、金融庁の特別検査にビビルような信用不安相場、どう決着を見るのか。3月危機が9月にロールオーバーされ、それまた来年3月に先送りして(公的再注入&ペイオフ再延期?)・・・も同じ事の繰り返し。為政者・エリート揃いも揃って「低迷からの訣別」を宣言するような決断が出来ないのねぇ。

東証「投資コンファレンス〜〜魅力ある証券市場をめざして」開催予定。参加者募集中とのことです。


01/11/9(金) 下値模索
日経平均 10215 -216 6543億円
店頭平均 1177 -2 236億円

ECBが米と協調して利下げ、欧州株は戻り高値更新。NY株はNASDAQが△51pあって1827p(▲9p)、NYダウが△167ドルあって9587ドル(△33ドル)。東京市場は寄りのSQを食い合いで通過すると昨日後場のカチ上げ分があっという間に雲散霧消、銀行株が引き続き売られ、倒産不安から低位株が売られ、全く地合好転せず。TOPIXは三分のニ押しで1000p割れが、日経平均は半値押しで1万円割れが再び見えて来た。わずかに好決算株や小型株の一角が局地戦、「針の穴に糸を通すような」物色では全般どうにもならない(それでも小型株は十分健闘していると言えるのだが)。東証1部値上がり値下がり215対1176。

市場は銀行の保有株売り加速の影に怯え出した。従来よりもゼロが一つ増えた?売り引き合いに焦りやら「売ったもん勝ち」を読み取る向きも。銀行保有株買取機構の議論が進まぬ内に4月頃急浮上した銀行の保有株制限、5月末には何となく「自己資本以内に」でまとまって(当時ビッグ4で自己資本18兆円保有株簿価26.5兆円、大手?行で自己資本33兆円保有株44兆円でおよそ10兆円の売りニーズとされたが)、今横並びでの売り叩き合いが始まるんじゃないかという恐怖である。為す術なく追い詰められる銀行・生保、無策を決め込む当局への不信は強く、「不良債権処理にもう何も出来まい」なんて諦めの声も。政府だって税収不足から政府保有株を売りたくって仕方ない様子だし、マーケットを吐き溜めにされちゃあ仕方がない。良くて保ち合い、放っときゃズルズル、好転へのきっかけ探し。来週・再来週の9日間は決算発表ラッシュ。小型高成長株や好業績株の選別物色でも残れば御の字か。


01/11/8(木) おっかない
日経平均 10431 +146 5928億円
店頭平均 1179 -6 211億円

NYダウがザラ場テロ前水準を奪回するなど高もみ頑強、NASDAQ1837p(△2p)NYダウ9554ドル(▲36ドル)。CME日経平均は10380円(大証比△100円)。東京市場も一応リバウンドから100円高までのもみあい、「10500円より上は生保が売るで」のムードもあり買い上がる向きはいなかった。それより市場を震撼させたのがあさひ銀への売り浴びせ、100円を割ったと思ったらあっという間に76円(▲37円)まで、「こりゃあ、ただ事やないで。ひょっとしたら・・・」とかなりヤバイ空気に。頭取の会見やら大和銀からの「統合作業順調」コメント支援もあり、後場持ち直して100円台回復でヤレヤレ。結局銀行株は概ね反発したのだが、ザラバの銀行不安が玉突き的に倒産不安を煽り、ゼネコン・商社に倒産説、過剰借入の低位株が急落。三洋・拓銀・山一も11月だった記憶が直結、正におっかなびっくり。銀行も当局も政治も信じられ無さが露出、無法地帯か。インデックスはSQ前日ということもあり底固く、引けにかけてはSQを高くしたい向きの買いプロが入って引けピン。東証1部値上がり値下がり566対774。

新興3市場も利益確定急ぎから続落。倒産不安が中小企業不安まで突付いた訳ではないのだが、とばっちりが来て買いが止まった。Jストリムの12日連続S高とかDACの4日、ゼロの2日S高とかはあるのだが、全くの局地戦。おっかなびっくりの中ではどうにも。正気が戻れば結局又小型成長株に戻って来ざるを得ないんでしょうけど。「地雷原を行く」風な決算発表シーズンってこともあり、まあ慌てずに。


01/11/7(水) 銀行が奪う
日経平均 10284 -348 6939億円
店頭平均 1186 -5 296億円

米FOMCは0.5%利下げ、小動きで推移していたNY株そこからスッ飛ばしあっという間にNASDAQ1835p(△41p)NYダウ9591ドル(△150ドル)、ついでにCME日経平均先物は10760円(大証比△100円)。東京市場も当然好感して高く始まるかと思いきや何と!小安く始まって下へ下へでアレレ?毎日新聞1面トップの「みずほH、不良債権処理1.8兆円に増額」で銀行不安が加速、又あちらの引け後クアルコムの決算悪とムーディーズのアルゼンチンデフォルト扱いでGLOBEX安、米利下げで出尽くしもあったのか、大手生保の400億円売り決め。失望売りが広がってヘロヘロ、戻して来たハイテクも一気に値を崩し、後場から一段安の滑り台相場、安値引け。戻り後の安値を一気に更新の呆気なさ。まあ、みんなが期待する二番底探りの範疇だが。東証1部値上がり値下がり522対795。

都銀株が揃いも揃って新安値。銀行不安が拡大、大方のイメージは「止めど無く湧いて来る不良債権に処理が追い付かない」って処か。前回の公的資金注入もなかなか受け入れを表明しなかったのを興銀が手を上げて横並びに入れた訳だが、今回も「みずほHの件で他は推して知るべし」公的注入まで追い込まれるか。もう潰せない逃げ道がない訳だから、国有化でも何でも徹底強化策で信用を回復させるしかない。それよりも大変なのは「また銀行はマーケットを道連れにするのか!」ってこと。銀行(生保も)保有株を買取機構で丸受けし10年以内に買入消却を義務付けるとかの大技が要るんじゃないか。

店頭平均もザラバ戻り高値更新まであったのだが、1部のあまりのヘナチョコぶりに利益確定急ぎで反落、局地戦がせいぜいのマーケットに急冷。電通のブックビルも始まったし、ITX・パソナ・野村総研等の大型公開接近観測もあり、IPO換金売りでやや需給失調しやすい懸念も。1部市場の下振れ時にどこまで踏ん張れるのかが次の相場を示唆するはず。ドコモ2627億円特損計上(7/27には含み損7000億円、10/19にはKPNモバイルで含み損4000億円報道があったのだが、これじゃあ、ちょっと少ないんじゃない?)、マクド下方修正。


01/11/6(火) 地雷に注意
日経平均 10633 +186 6318億円
店頭平均 1192 +6 382億円

週明けのNY株はFOMC0.5%利下げを先取りして急伸、NASDAQ1793p(△47p)NYダウ9441ドル(△117ドル)、NASDAQは戻り高値を更新!(欧州株もツレて戻り高値接近)。引け後のシスコの決算も予想を上回りGLOBEX高。CME日経平均先物は10610円(大証比△160円)とまたもやあちらで勝負あり(^_^;)。東京市場も先物・ハイテクに買い先行、リバウンドから。尤も上値を買っていく覇気は乏しく、戻り待ちの売りに頭つっかえだったが、後場から先物・裁定買いでジリ高、引けピン!値嵩ハイテクや通信・ソフトが高い。東証1部値上がり値下がり751対566。

NYの写真相場、主体性の無さは言うに及ばず、「NASDAQ2部」とでも名称変更した方が良さそうなサブマーケットの悲哀をホトホト。「それならNASDAQ並に戻り高値を取れるんかい?」と言えばそこまで強気に観る向きは稀(皆無?)、先の11000円乗せの時同様に目先筋は「買える理由無い」と先物ショートに回ってる模様。戻りを売りたい銀行や生保の影も。個人が主役で余程常識にかかる新興3市場は順調に出遅れ物色、NJ(ナスダックジャパン)やマザーズではネット関連をはじめ値幅取りからS高続出水準訂正。店頭平均は再び戻り高値にジワリ接近。小型高成長株物色で良いんだろうけど、Fリテイ・角川・コジマ・大塚家具・オープンループなどのように決算悪・もしくは月次売上急落のネガティブサプライズの地雷もそこら中にあって注意。これの反動でエエもんは過剰に買われる可能性も。今月一杯で決算発表が終わり来月中旬四季報新春号が出る頃にはすっきりと買えるもん買えんもんの区別がついて、やり易くなって「掉尾の一振」へ押せ押せ?


01/11/5(月) 閉塞を破る力
日経平均 10447 +63 5080億円
店頭平均 1185 -5 319億円

先週末の米雇用統計は悪かったが下がらずNASDAQ1745p(▲0p)NYダウ9323ドル(△59ドル)、むむむの粘り。CME日経平均先物は10475円(大証比△95円)。東京市場は小高く始まるも買い続かず、前日終値を挟んだ高安100円幅のもみあい。みずほH・あさひが安値を更新するなど銀行株安がどうにも重苦しいムードを醸成。一方で引けにかけ持ち直したのは値嵩ハイテクが牽引、決算を見てリコー・三洋電・シャープ(リコーの最高益は秀逸、巨額の赤字転落ばかりの中でディフェンシブハイテクはイメージアップ)が強張って来たのに引っ張られ?ソニーが確り次いでアドテスト・村田・ロームなども続き「懐疑の中を」のイメージ。全般一旦はリバウンド出来そうな体制は整いつつ。東証1部値上がり値下がり880対485。

店頭はIPO狂騒も一服気味、利食い先行から小甘いも強基調は変わらず。それにしても行儀悪く食い散らかす向き、何とかならんか?店頭5銘柄S高に対しナスJ9銘柄、マザーズ8銘柄がS高と綺麗に出遅れ循環物色、全般底上げへ。ブロードバンドとか人材関連とかアウトソーサーとかファブレスハイテクとか、ルーキーを煽て上げながら無意識にでも「来るべきニューエコノミー」を夢想し始めたのかも知れない(我々市場人の発想は「マーケットは賢い」が故に「既に起きた未来」を探しその延長で観るってこと)。「次代のヤフー・ユニクロ・ゴークレを探せ!」は引き続き。ユニクロは7年ぶり減収でS安だが。

米経済が「霧の中」なら日本は「土砂降り」、しかも完璧な経済無策。ダイヤモンド誌が「倒産危険度ランキング」なんてやってるが、生保・銀行・建設等を巡る不安感はジワジワ増幅。取り付け騒ぎとかでヘッジファンドに突かれたら一たまりもなかろう。倒産・失業に備えて消費者も生活防衛。みんなが守りに入ると「みんなで首を締め合う」の地獄絵、「日本の不況はこれからが本番」にリアリティ持たせるような政治に存在価値があるのか。「何百万人の雇用創出」なんて軽く言うがお役所仕事じゃあるまいし(特殊法人を多数作るつもりか?)机上で幾らでも編み出せるものではない。人が欲しがる財・サービスを作り出せてこそ(それには試行錯誤も必要だし挫折・失敗も多い)初めて雇用が確保される訳で。農林水産業・教育文化芸能スポーツ宗教・NPO&NGOも含めて国民個々人の生業のシャッフル再配置が如何にスムーズに行くか。政府は呼び水を撒き、起業率を上げさせる環境作りまで。今一番必要とされる起業家がベンチャー企業が、称賛される経済でなければ。それが閉塞を破るのならちょっとくらいバブっても結果オーライじゃないか?


01/11/2(金) 大事に育てて
日経平均 10383 +36 6392億円
店頭平均 1190 +4 482億円

NY株が「終わってなるか!」の粘り腰、NASDAQ1746p(△56p)NYダウ9263ドル(△188ドル)でほほーっ。ゼロ金利販売で10月米自動車販売が前年同月比△20%と急伸、MSFTの独禁法訴訟和解接近報道、米国半導体工業会(SIA)「半導体販売底入れ視野」等で悪化が予想される雇用統計控えながら回復期待に復帰。CME日経平均先物も10500円(大証比△150円)でまたあちらに決められて・・・(^_^;)、日本株を売買してるつもりがその実NY株を売り買いしてるよーなもんではあきまへんなあ。東京市場も外資系の大幅買い長(ハイテクショートの買戻し)から強気スタート、10538円(△191円)まであったが後続買い無く失速。後場10500円をキープ出来ずに10322円(▲25円)まで、妙に先物売りが目立ち裁定解消売りを誘引、昨日の様なヘナチョコぶり。東証1部値上がり値下がり524対808。ハイテクは半導体の底打ち観測やノキア向け電子部品販売増など兆しがチラホラ、半信半疑ながらの戻し歩調。IPO市場の好調さからジャフコ・ジャイク・SBIなどVCやベンチャーリンクなどベンチャー支援が高い。TOPIXは6日続落半値押し達成。

店頭平均は戻り高値をザラバ更新!も、「飛びつき買い」し過ぎて息切れ、1部市場の軟化に引っ張られる形でダレる。日計りのディーラー・デイトレーダーが入り過ぎて上に下にブレる乱高下に閉口。持ちに出来ない臆病さが相場の決定権を握るのは全くの迷惑、小さな市場なんやからもっと丁寧に扱わないと折角の良い相場を壊してしまうで。この日は寧ろ穏やかなナスJ・マザーズにS高が目立った。まだまだ評価不足の水準訂正相場。直近IPO物は比較的好業績が多い(業績予想も新しいし)ので選好される訳だが、これだけの不景気、店頭など小型株が全て好業績と思い込むのは全くの危険、多数は不況抵抗力も弱い。実際ディスクロの遅さからここへ来て続々下方修正が発表されており、割安なのか下方修正含みなのかの吟味は欠かせない。エルゴテック(終値80円)民事再生法申請へ。


01/11/1(木) 小型株シフト鮮明化
日経平均 10347 -19 6056億円
店頭平均 1185 +5 530億円

米7-9月GDPは▲0.4%ということでヤレヤレ、NY株は買戻しから反発もダレる。NASDAQは△54pあっての1690p(△22p)、NYダウは△102ドルあっての9075ドル(▲46ドル)。ザイリンクスが受注安定を示唆、半導体関連が高い。CME日経平均先物は10435円(大証比△55円)。3日続落で25日移動平均レベルにある東京市場もヤレヤレの買戻しから反発、前引け間際には10498円(△132円)まであったのだが、「買い上がる材料はない」と後場失速、マイナス圏へ。安値は10318円(▲48円)まで。日経に「128MDRAM1ドル割れ」と出ていたがドイツの佐藤アナが「11月末には倍くらいには」とのコメントもあり、半導体絡みが高い。下方修正のCTCがS安まで売られたり、野村総研の公開接近観測から大型ソフト株は甘く、ハイテクでも業績の底固さからリコー・シャープ・三洋電などが選別物色。東証1部値上がり値下がり327対1064。

ぼや〜っとしていた1部を尻目に短期資金が一気に新興3市場に流入、直近IPO株が軒並み急伸・新高値を更新するなど人気沸騰、店頭の売買代金は今年最高・S高も10銘柄。期待通りの展開になって来た。既に大化けスター株がゴロコロ、マザーズの7日S高Jストリーム(5.3→10.3万円)・5日S高フォーバルテレ(8.9→16.9万円)を筆頭にナスJのオープンループ、店頭の日清医食・フューチャー・YOZAN、店頭マーケットメイクのISS・アズジェント・タイムシェアなどなど。ナスJ上場のEシステムは二日目の今日も寄らず公募18.6万円が99.6万円の買い気配に。熱気ヤル気漲るマーケットはなかなか見ごたえ、儲かったから次々に仕掛ける好循環、小型株ファンドの組み入れ競争も。ホントはゆっくり上げれば長持ちするんだろうけど、最早フィーバーに突入、性急に行き過ぎるのが相場の常。小型成長株物色は早晩1・2部のそれにも波及しよう。


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筆者
弁之助

株向委委員長。証券会社勤務。

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